馬鹿だっていいじゃない。人間だもの

滑らかに滑りこみ

終わりはないと気付いた

伝わる温もりに

気付いた時には遅かった

始まりなのか終焉なのか

どちらともつかずさまよう

示すのはあの感触だけ

まとわりつく臭い

通り過ぎた温もり

確かに示したのは

その色だけ

忘れることはないだろう

償いなどないと知っていた

伝わる温もりは

気付くともう、消えていた

生なのか死のか

どちらでもあるその色は

何も示さない

震える唇

氾濫する脈

確かに感じたのは

その音だけ

その色だけ

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◆ありがとう

2007/05/14...(Mon)...10:39...

泣き続けた

どうすることもできない

這い続けよう

いつか新しい命に

「失ったもの」はかえらないと

きっと教えるんだろう

言葉だけの教え

「もの」は人間だけじゃないんだ

きっと皆消えてく

オレ達後悔してないか？

いまさら遅すぎるかもしれないけど

少しでも取り戻したいんだ

お前は後悔してないか？

「見るのが辛い」と甘い言葉

少し自分を許してるだろう

どこに立ってるんだ？

どこで暮らしてるんだ？

オレが生きてる間には無理だ

だから伝えていくんだろ

皆生きてるんだ

オレ達生かされてる

オレは感謝しなければいけない

だから手をのばす

皆叫ぶこともできず

静かに失われている

この手にも

足にも触れてる

この目にも

舌にも

全て死んでいる

感謝しなければいけない

奪ったのはオレ達だ

目をあげてみてくれ

お前のいる空間を感じてくれ

そこにいくつもの死がお前を守ってる

気付いただろ？

皆ありがとう

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◆太陽と星

2007/05/08...(Tue)...20:00...

光もない世界の底で
光を崇拝してるんだ

そしていつか始まるんだ
「俺には光が見つからない」
「生きてる意味って何だろう？」

きっとあなたも

境目のない　キレイな街で
足下探りながら
大きな石につまづいて
進もうとはせず
「どこにあるんだ！」

僕の目がくらむような
光を見てみたい

でも、光はなくても
歩いていける

だから、あの空で
「輝く星」にはなりたくない

照らされてるだけの

だから、この闇で
少しずつ光ろうきっと終わりはない

目のくらむような世界が見える

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歩くのは誰

2007/02/26...(Mon)...16:19...

いつかのお前の願いが

　
世界を変えた


いつかのお前の願いが


誰かを救う


悲しみを植えたその胸に


希望を咲かせたら







あぁ もう終わりだって


鐘が告げたんだ


鐘を鳴らしたのは


誰でもない お前だよ






目の前にあるのは壁なんかじゃない


それは扉だった


くだらない扉なら


壊してやればいい


手をかける前に


泣いているのはなぜだ





あぁ まだいけるんだ


花がささやいた


花を咲かすのは


誰でもない お前だよ





少しだけだけど


風が吹いてるよ


運んでやるのではなく


お前自身で歩くために













　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　
　
　
　
　
　　
　
　
　









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